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臨床心理士と個人情報保護
ロテ職人さんが1月25日〜26日のエントリ「あくまでもたとえばの話」[あくまでもたとえばの話part2」で述べられています。

以下一部引用しますが、できるだけロテ職人さんところで問題提起をご一読されることを強く推奨いたします。

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非常勤で勤務している先にどんなクライエントがいて「今日の面接ではこんなことがありました〜」なんてことが書かれていたりするとします。クライエント本人が見たら「自分のことだ」とわかるくらい詳細に。

さてこの場合、この臨床心理士資格保持者はどんな罪に問われるのでしょうか?

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そもそも自分のケースについて書かれているブログをクライエント本人に見せるというのは臨床上どのような意味があるのでしょうか?

てかそれはカウンセリングなのでしょうか?

そして

もしそうした情報をネット上で発見した場合、専門家としてどんな行動をとるべきなのでしょうか?

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まあ、向こうでもコメント残してきているので、細かいことは向こうのコメント欄を参照いただくとして…
個人情報扱う限り、ケースの中身についてはどこかで話すことは絶対にやっちゃいけないんじゃないの、とも思うわけで。
これって個人情報保護法以前の問題でしょ?
以前、かなり内容を改変して事例概要を自分の著書にのっけた精神科医が訴えられましたけど…。

秘密漏洩罪に問われるか否かの問題じゃなくてね。
事例検討会なんかで扱うときでさえも気を遣うし、学会などでの際は、その学会がopenかclosedか、考えに入れるし。当然、資料は回収となるだろうし。

少なくともblogで書くことじゃない罠。
職場に対する愚痴ならともかく…
ついでに、詳細な情報を(臨床心理士・カウンセラーの情報も含む)載っけておく方もどうかしていると思うんだが…

なお、このあたりに関しては、臨床心理士とか産業カウンセラーとかの倫理綱領をもう一度熟読されることをお奨めします。

個人的には、たとえ了解を取っていたとしても、blogで載せるのはいかがなものかとも思います。著書で述べる場合は、たとえペンネームであったとしても、出版社サイドが著者・筆者を把握していますから、まだガードが堅いのですが、blogの場合そこまでの堅さはないですからね。

その点で、blogでは、追跡するこにかなりの労力を使うことになりますし(プロバイダ制限法か何かで追求することは可能ですが、手間がかかりすぎます)、逆にその点を悪用するようなことは、あってはならないし、ついでにやった時点でカウンセラー失格ではなかろうか、と。

あ、名誉毀損も忘れてた



26 Jan. 9:48追記
結局、
秘密漏洩(民事的・行政的罰則)
名誉毀損(刑事的・民事的罰則)
個人情報保護(まあ、罰則規定はないみたいですが…、現在調査中)

の三点に集約されるようです。
もうちょっと時間をくださいね。
心理・サイコ | 09:48 | comments(3) | trackbacks(3) | - | - |
コメント
 このへん難しいですよね。私も自分ブログは個人の生活で感じたことくらいしか書かないし書けない。でも生活のことを書こうと思うと、どうしても生活の場である地名は出てきてしまうし、ある程度の推測はされてしまうだろなあ、というリスクは背中合わせ。
 思春期の子を相手にした客商売もしているのですが、その仕事についてだけはやっぱり書けないわあ。書いてしまうと、クライアントにどう思われるかとも思うし。
 そういった職業上の悩みなんかを共有したい、という心情があることも人間だから理解できる。でもやっぱり、そういう悩みは不特定多数がどこからでもアクセス可能な場でやるべきではないよね。
| i子 | 2006/01/28 12:21 PM |

>i子さん
そのあたりも含めて、リスク管理しないといけないと思うんですけど、あんまり進んでいません。
危機感がないのか、それとも他人事なのか…

こういうふうにblogつけているのも、物好きなんですかねえ…。ため息ふぅー。
| へなちょこ心理士 | 2006/01/28 11:07 PM |


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2006/01/27 12:35 AM
昨日の記事に自己トラバ。 ついでにロテ職人さんのエントリ、あくまでも「例えば」の話にも再度トラバかけておきます。 個人情報保護法ですが、開業していれば、十分可能性があり得るわけで。 業として行っている臨床心理業務であれば、個人情報の保護義務が生じる
LIFE IS NOT ENOUGH. Shit!!!!
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2006/01/27 8:02 AM
例えばですよ。あくまでも「例えば」の話ですからね。 ある臨床心理士資格保持者がブログを書いていたとします。 一応仮名ではあるのですが、現在の勤務地と以前の勤務地の固有名詞があるエントリに書かれています。で、現在、どんな職種についているのかも明らか
ロテ職人の臨床心理学的Blog
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2006/01/27 8:05 AM
昨日のエントリ、あくまでも「例えば」の話の続き。未読の方はまずそちらからどーぞ。 例えばですよ。あくまでも「例えば」の話ですからね。 昨日お話した臨床心理士資格保持者のブログ、もし当のクライエントがそのブログを読んでいたとしたら、それはそれでどう
ロテ職人の臨床心理学的Blog