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梅酒を買うことは果たしていいのか???
ちょっと前に梅酒ネタで粗相をしてしまったのですが、ちょっとだけこの点は押さえておきたいポイントを整理。

先日の自棄酒の際に、ある梅酒をいただきました。
のーがきはこんな感じ
吟醸酒並みの手間暇をかけて麹を作り、厳選された黄金千貫のみを使用し、ゆっくり常圧蒸留。それを和歌山産の極上の梅と厳選された一番搾りの糖蜜で仕込みました…

ちなみにアルコール度数は35度とかなり高め。
これは飲みに行ったバーのマスターが、若かりし頃に放浪の旅に出かけ、その際に知り合った焼酎蔵の親父さんと仲良くなり、そこから送ってもらっているのだとか。なお、市販とはいえ、生産量が限られているうえ親父さんが気に入った人にしか分けていない、というプレミアもの。もともと蔵自体もかなり小規模なところで、杜氏さん(焼酎でもこれでいいのか?)の趣味のような形で漬けているのだとか。
これはこれでものすごくおいしい。へなちょこ心理士の大したことない舌による官能試験ではありますが、おいしい。味を文章に出来ないことが悔やまれます。
ただし、1ショット1500円という価格(このバーではマッカラン12年とかヘネシーVSOPあたりと同じ価格帯)という価格が適正かどうか、迷うところではあります。

もう一つは、加賀梅酒
これは全日空のファーストクラスで採用されたこともある梅酒です。へなちょこ心理士の官能試験でも文句なく満点をつけていいと思う梅酒です。
ただ、これは原材料が梅(紅映)、氷砂糖、醸造用アルコールとなっています。醸造用アルコールって、どういうことよ?
さんこうまで―醸造用アルコール―ウィキペディアより
この小堀酒造店は石川県内では比較的大手の造り酒屋であり、萬歳楽のブランドネームでも知られています。醸造用アルコールの使用については賛否がありますが、造り酒屋が梅酒を、醸造用アルコールで作っちまうのはいかがなものかと。三倍醸造、酒税法など、日本酒業界の抱える問題にもリンクしますが、本当にそれでいいのかと感じられてしまいます。
一応、醸造用アルコールは化学合成ではないということになっていますが、原材料はわかりません。そんなものが原材料でいいのでしょうか?
さらに言えば、アルコール度数が15度となっています。これはまたまた酒税法上の問題があるのかもしれませんが、もしこれが黄金比であるならば、もっと大きな問題になってしまいます(とへなちょこ心理士は考えます)。
それは、個人が梅酒をつける際には、アルコール度数が20度を超える酒を用いなければいけないということです。酒税法できていがあるわけですね。つまり、メーカーには勝てないということになってしまいます。
それとも、ただ酒税を低廉なレヴェルに抑えるために度数を抑えているとするならば、わざと割り水をして薄めた(悪く言えば水増しされた)ものを売っていることになります。もちろん、そういう意図はないと信じたいのですが…。

実はある酒蔵で脱税行為(をい)が行われているのを味わったことがあります。はい。事実上の密造酒。これは純米大吟醸で漬けた梅酒、だったのですが、原酒の段階でも17度程度しかない純米大吟醸で漬けているので、酒税法上密造になってしまいます。これはへなちょこ心理士が懇意にしている酒蔵(ここも恐ろしく小規模の造り酒屋)で、こっそりと飲ませてもらいました。一応、将来の商品化を考えてのごくごく少量漬けただけだったのですけど、そりゃあ美味だったですよ。結局、酒税法上問題のない20度という問題があり、純米にこだわった結果、日の目を見ませんでした。

蔵元・杜氏のスピリチュアルな面とか情熱とか倫理感とか、そういうところの問題にもつながってくるかと。うまいまずいの問題だけではなく、ね。

とりとめのない話になってしまいましたが、結局、大金を出してまで梅酒を買うのは、どうなんだろう、と。
逆に大金を積んでまで?自分で梅酒を漬けるのにこだわるのは、3年後、4年後にどのような味になるのかわからない、という楽しさなのではないのか、と。過去、6カ月後には失敗した、と思っていた梅酒が3年後にはめちゃくちゃおいしい梅酒になっていたこともありますし、やっぱりうまく行かない年もありました。なんとなく、表現療法にも通じるような側面もあるのではないか?とまで感じてしまいます。

なお、そう言っているへなちょこ心理士は、肝臓リーチのメタボリックのため禁酒を言い渡されているにもかかわらず、梅酒を漬けることを考えているので、その意味で(苦笑)です。
( ゚Д゚)ウマー | 23:22 | comments(2) | trackbacks(0) | - | - |
コメント
やっぱりよくわからないんですよね。

> 蔵元・杜氏のスピリチュアルな面とか情熱とか
> 倫理感とか、そういうところの問題にもつながってくるかと。
> うまいまずいの問題だけではなく、ね。

まずこれがよくわからない。結局、何がいいたいのでしょうか?

> とりとめのない話になってしまいましたが、
> 結局、大金を出してまで梅酒を買うのは、
> どうなんだろう、と。

この「どう」はどういう意味ですか?やっぱわからないです。

この辺があの「(苦笑)」に繋がるのだとは思いますが、読んでると「こういうことも知らないで梅酒買ってるやつはバカだなぁ(苦笑)」と言われているように感じるのはきっとワタクシの被害妄想なのでしょうね。
| ロテ職人 | 2008/05/02 8:28 AM |

>ロテ職人 様
>> 蔵元・杜氏のスピリチュアルな面とか情熱とか
>> 倫理感とか、そういうところの問題にもつながってくるかと。
>> うまいまずいの問題だけではなく、ね。

>まずこれがよくわからない。
>結局、何がいいたいのでしょうか?
旨ければ(つまり味に文句がつかない)それでいい、という姿勢がない、もっといえば迎合(社会的にもあるいは消費者にも)しない、という姿勢の表れだと思っています。

>この「どう」はどういう意味ですか?
>やっぱわからないです。
私の疑問です。
本当にそれで良いのだろうか、とね。

>きっとワタクシの被害妄想なのでしょうね。
はい。少なくとも馬鹿といった覚えはありません。

根底にあるのは価値観の相違ではないかと。
私は私だし、ロテ職人さんはロテ職人さんですし。

前回の一件では、ちょっと私も、価値観を押しつけたようなところもあったかと思います。実際にロテ職人さんは気分を害されているようにお見受けいたします。その点ではお詫びいたします。
| へなちょこ心理士 | 2008/05/02 12:23 PM |

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